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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第34章 遊園地と目撃






08月10日




目覚めると隣で彼は眠っていた


長身で筋骨のしっかりとした彼は見た目より大きな身体を持っているが眠る時は丸くなる癖がある

普段凛と背筋の伸びた立ち姿が美しい彼も眠ってしまうと途端に小さくまとまっていて可愛いことこの上無い


緩く拳を作る手に薄く開いた唇、その表情はあどけなくにじり寄って観察を開始する

長く伸びた睫毛が影を落とし至近距離で見てみればそのパーツのひとつひとつがこんなにも整っているのだと再確認させられた



こんなに美しい彼と私は恋人


……………やはり実感は無い


恋人に成って初めて交わしたキスは彼が出て行く事に引き留める態度を示した私を宥める様なキスだった

深いキスは仕事に悩んでいる様な様子だった彼が突然私の唇を奪った


…………まぁ両方彼からな訳だが


………私から彼にキスしたらどんな顔をするのだろう…………




…………きゃーーーーーーー!!!!!!!!!



出来る筈が無いッ!!!!!!!!!!!!!!!

彼からキスされるだけで一杯一杯の私からそんな大胆な事が出来る筈が無い……………


私が邪な事を考えているとは知らずにスヤスヤと眠り続ける彼をじっと見詰める


(………………どうする………チューするんやったら今しか無い…………)




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