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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第32章 優しい人



________"




ベッドに並んで腰掛けて私達は話した

私の言葉を聞こうとしてくれた事が嬉しくて
やはり優しい彼は変わらないのだと安堵した


「だから、ヒソカさんとの外出はイルミさんの心配する事は何も無いと思ったんです………」


「…………。」


「……でも………勝手に出て心配かけてごめんなさい……私が悪いです」



私の言葉を黙って聞いていた彼は「本当にね。」と心臓にグサッと来る言葉を返した後に



「ヒソカとの外出は許可する。その代わり外出前に連絡する事、何処にいるのか報告する事、帰宅後何をしたのか報告する事、俺の連絡に必ず出る事…………それと俺がいる時は俺を優先する事………これが条件だ」


彼らしい条件付きの許可を出してくれた

私の言葉をしっかり聞いてくれた事が、言葉が伝わった事が嬉しくて


「ありがとうございます!!!」


私は声を弾ませる


すると彼は私の肩を指先で撫でいつの間にか青い痣に成っていた其所に優しく唇を落とした


「…………さっきはごめん。」


低く響く声に彼を見る

そもそも私が無断で外出しなければ彼は怒らなかった


…………針を手にする事も無かった………





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