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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第31章 届かない言葉




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何処へ行きたいか尋ねられ私は真っ先にホテルのセレクトショップを上げた


「………随分近場だね♣️」


「だってイルミさんに外出禁止されててホテルから出れないんです……」


正確には部屋から出てはいけないのだが……



「あぁ、彼……沙夜子ちゃんの身を案じていたしね………だけど沙夜子ちゃん良く考えてごらん?とっても強いボクが付いてるんだから外へ出たって平気だよ♥️」


目から鱗だった

彼はこの世界が危険だからと私を部屋に閉じ込めた

しかしヒソカさんが言った通り、屈強なヒソカさんが付いていれば何があってもへっちゃらだ……!


「ほんまですね!じゃあ街ブラしたいです!!」


「うん♥️」


ニッコリ笑ったヒソカさんと私はホテルを出て一週間ぶりの街へ出た

焼け付く様な強い日射しに空を仰ぎ見る

やはり外の空気は定期的に感じていないと空調の効いた室内にばかり居ては季節すら忘れてしまいそうだ


なんて考えていると雑貨や小物を売った店の前でヒソカさんが立ち止まった


「みてみて、似合う?♥️」


なんておどけた様子で派手なハートのサングラスを掛けた姿に私は吹き出した

パッションピンクのフレームがハートを型どったサングラスは派手なヒソカさんにぴったりだった


「めっちゃ似合いますよ!!」


なんて言った私に丸いサングラスを差し出すヒソカさん

これは掛けてみろという事だと理解して掛けてみると


「似合ってるよ♥️」

ヒソカさんが笑うので備え付けられた鏡で見てみれば大きすぎるサングラスに笑ってしまった


「プレゼントするよ、色違い♥️」


「え!」


手から掬い取られたサングラスとフレームの色が違うサングラスをヒソカさんは購入してくれた

値札のタグを指で切ってしまう辺り常人では無いが

「彼に見付かるとうるさそうだから変装だよ変装♥️」

なんて言って真っ赤で大きなフレームのサングラスを掛けたヒソカさんに私も笑顔でサングラスを掛けた


「ありがとうございます!楽しいですね!」




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