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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第30章 好きと温もり







「がががが頑張ったって私パンツ!パンツ履いてます!!!」


裏返りながらも声を上げた私に彼は面白く無さそうな顔をした


「沙夜子が履いて寝るって言うから俺が履かせてあげたのに……本当に忘れてるんだね。」


「……………っ………!!!!!!!」



…………………私は何も覚えていない………


夢にまで見た彼と結ばれたのに私は何も………全く…………



涙が滲んで歪んだ視界



「嘘だけど。」


彼は何時もの声色で言った




………………………………?


……………嘘………………?


……………ウソ……………?



……………嘘だと……………?!?!


つまり彼と私は何も無かった………



「酷い……………意地悪イルミさん!!もうっ!!!!!」


私はその場で項垂れ叫ぶ


乙女心を弄ばれて翻弄した言葉が全て嘘だったなんて意地悪にも程がある………!


「じゃあ何で私半裸なんですか!イルミさん全裸でしょ!!!!もう紛らわしいっ!!!!」


流れた悔し涙をそのままにタオルケットに項垂れたまま叫べば


「沙夜子が眠った後に俺が脱がせたからだよ。俺が全裸な理由は聞きたいなら話すけど」


「………~っ!!!結構ですっ!!!!」


彼はやはり淡々とした声色を返した




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