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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第29章 ドレスとワイン







髪が纏め上げられた事で露出した耳や首筋にダイヤモンドが輝き黒のドレスに一層輝きを増す

彼が必要だと言った9センチヒールによってドレスの裾を引きずらずに済み
彼がプレゼントしてくれた下着は背中を露出するデザインのドレスに違和感無くリボンを揺らす

お尻や太腿部分がピッタリしているドレスだがティーバックな為にドレスに下着のラインを写さず私はいたく感激していた


女豹下着はこのドレスの為に贈られた品だったのだ!!!

…………滅茶苦茶卑猥な方向に考えていた自分が恥ずかしいが彼の用意周到ぶりに私はすっかり感心してしまって

ドレスを着て何処へ行くのかとネオンに染まった街を見下ろした

そもそもこんな華やかな格好をした事自体初めてで少し緊張してしまう……

しかもデートのお相手が大好きな彼だなんて……私はこんなに幸せで良いのだろうか……



なんてぼんやり考えていると鳴り響いたスマホに私は声を弾ませた

彼から受け取ったスマホには彼の連絡先しか入っていない

従って、掛かって来るのは彼からだけなのだ


「もしもし!」


『もしもし贈り物は届いた?』


「はい!ありがとうございます!」


『ホテルの下で待ってるから降りておいで』


「はい!!」


私は軽い足取りで部屋を出た


まともに歩けるか不安だったヒールだが底が厚いので安定して歩く事が出来た


廊下へ出ると何から守っているのかボディーガードの人が二人私の後を着けてくる


「………?!」


振り返ってじっと見てみるとその内一人が


「旦那様の元までお送りする様に申し使っておりますので。」


と口を開いた


「…………は、はい。お願いします……」


まさかそこまで徹底されているとは思っても見なかったが三人無言のままロビーを抜けてホテルの外へ出た私は息を飲んだ




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