ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編
第163章 海を見に行く話
ジワジワと蝉が鳴く森
その声に夏を実感する
デニムカラーのパラソルの下テーブルについた私達
野菜と肉厚なパテがぎっしり詰まったハンバーガーにワイルドにかぶり付く彼を写真に収める
口の端に付いたソースを舐めとるセクシーな仕草に心臓発作を起こしそうになりながらも
「美味しい。」
と呟く彼の姿を一心不乱にメモリに残した
彼は途中から呆れ顔だったけれど気にしない事にして
流石はお墨付き、ジューシーで美味しいハンバーガーを私はむしゃむしゃと食べた
「イルミさん、ありがとうございます。楽しいですね!」
「うん。」
その後私はベリーのスムージーを彼はグレープのスムージーを購入して再び山道を車は走り出した
燦々と注ぐ太陽の元にいた事で流れた汗にパタパタとTシャツを扇ぎながら冷房に顔を近付ける
……………夏の匂いだ
「今日は良い天気ですねー」
「そうだね。」