ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編
第27章 仕事と下着
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そして再び静寂が訪れた部屋で私は昨日彼に買って貰った洋服や靴の整理をしていた
ベッドルームの隣に私のアパートの一室程のウォークインクローゼットがあるのだが其所へ並べてみてもスペースは多分に余っていて
其所には彼の洋服がいつの間にかキッチリと掛けられていた
「…………。」
まじまじと眺めてしまう
私服の他スーツやタキシードなんていうフォーマルな洋服迄掛かっていて彼が身に付けた姿を想像して一頻り身悶えた後私はまた手持ちぶさたに成った
「……………ひま…………。」
そして向けた視線の先にまだ下着の紙袋が残っている事に気が付いて私はモソモソとそちらに向かった
ベッドルームに有る大きなチェスト
「…………ここを下着入れとする。」
可愛らしいピンクや淡いオレンジの下着はラッピングから開くとワクワクと楽しい気持ちに成った
私の好みとしてはもっとお腹迄来るタイプの安心パンツが好きだが晴れて見目麗しき彼と恋人に成ったのだから日頃から勝負を意識して行かなければならないし華やかな物を選んでいて良かった
…………………恋人…………………
「………ふふふふふふふふふふ」
全く実感は無いし彼も至って普通だし何が変わったと言われても特に変化は無いのだが
俄然心持ちが違う
「…………恋人…………恋人……………恋人かぁ………………」
彼の口から「恋人だと思ってる」なんて言われた私はその言葉を何度も思い返しては頬肉で目が潰れるくらいにニヤけている