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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第154章 なんでもない日







ベッドから飛び出した私は本当に嬉しい気持ちで胸が一杯だった


あの日々から新たに沢山の思い出を重ねた私達は少しずつ関係を変化させながらも変わっていない

それが無性に胸を温かくしてあの時の私に今を教えてあげたい……なんて思う

その一方で着々と近付く別れの時を思えばズキズキ痛む胸、漠然と広がる悲しみを吹き飛ばす様に声を上げた


「何作るでしょうクイズ!!」


「…………ムニエル。」


「ぶっぶー!」


「……………何なの。」


「さぁて何かな~?」


「わからないけど沙夜子の頭がおかしいのはわかる。」


「頭はおかしくない!ちょっと情緒不安定なだけです!」


「自覚はあるんだね。」






_________"




15:18



朝昼兼用の食事はすっかり手慣れたパドキアの郷土料理

彼は綺麗に皿を空にして満足そうな表情で私を大変癒してくれた


普段から度々連絡が入る彼の仕事用スマホはやはり今日も賑やかな音を立てるがミルキ君からの連絡は未だ無いらしく画面を確認しては気だるそうに髪をかき上げている


つまり彼はお休みで仮ではあるものの超庶民的アパート生活は暫く続くのだ!!!


私は何をしている訳でも無く上機嫌である







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