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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第153章 村の片隅で始まる







「手伝いますよ……?」


「いや、良い。」


「ありがとうございます!イルミさんは力持ちですね!」


「……………。」




季節から半袖になりチラリと盗み見れば陶器の様な素肌が見えているのだが

その白さとは裏腹にしっかりと付いた筋肉が浮き出る逞しい腕にドキドキが止まらない


……………それに、私達は二人揃って家具や家電を購入したのが初めてだった


例え借りの住まいでも彼と一緒に買い揃えたという事実が楽しくて嬉しくて仕方がない


足取り軽い私の隣で文句のひとつも漏らさずに沢山の荷物を運んでくれる優しい彼



私は本当に幸せだと何度思っても繰り返し思う



彼は今何を思っているのだろう……なんて考えてみたけれど無表情な横顔から気持ちを読み取る事は出来なかった





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