第152章 闇の横顔と試練の真実

…………………めちゃくちゃ人馴れしている…………………







……………試練を受けなければ見られない危険なショー……………………？



………………危険………………？？？？






私の脳内はいよいよ疑問符で一杯のまま





そんな中でも順調に進んだショーは最後に登場した派手な見た目の男性がバラ撒いた飴玉付きのチラシを拾って終演した








拾ったチラシに書かれていた文字



【賃貸契約募集中物件パラダイス不動産】



私はこの時全ての疑問の答えを知った





…………私達ははめられたのだ…………



あの物件を貸し出したい悪徳不動産がアニマルショーを餌にしていたのだ……………


無理矢理内見&曰く付きをホラーハウスにして伝えていたのだ……………




………………私の努力と恐怖は一体何の為に………………………








『恐怖した後アニマルセラピーを受けると一層和むものですが、ホラーハウスとアニマルショーは一切の関係もございませ～ん！！！』






「………………なんやねん」





この時味わった何とも後味の悪い気持ちは何処にぶつけようも無く、只この日の日記に切々と綴る事となったのだった