第151章 好奇心の先

06月03日



つい3日前外食に出向いた私達


彼は1日デートに費やせなくても時折ちょっとしたショッピングやディナーのお誘いをしてくれるのだ

以前の彼ならそんな事は滅多になかったけれど過ごした月日の分彼は少しずつ成長しているのだろうと思う


…………私が成長出来ているかはかなり疑問だが今は置いておく事にして


とにかく！3日前の晩、街へ出た時カラフルで派手な格好をした人々がチラシを配っているのが目に付いた

私の世界で言う路上パフォーマーの様なその人達は都会的な街並みでは目立っていて

何やら楽し気な雰囲気に全く興味無さ気な彼を引っ張り近寄ってみれば私もチラシを頂く事が出来た



チラシの見出しは【猛獣アニマルショー】



「おぉ！！何かこれどっかで同じの見ました………どこやろう……面白そうですね！」


「ふーん。」



なんて短い会話を交わしてから私が再びチラシと出会ったのは直ぐの事


帰宅したホテルフロントの観光案内コーナーにチラシが置いてある事に気が付いたのだ

私は構図の少し違うチラシを部屋に持ち帰った



ワクワクと弾む胸に足取りも軽い



猛獣アニマルショー……………私が食い付かない筈が無いじゃないか！！！！