第150章 本当の笑顔

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翌日



私達の部屋を訪れたのは笑顔が素敵なランさんだった


朝日に照らされた彼女は眩しいくらいに綺麗で、そして妖艶と言うよりは清々しく見えた




「今日が本当の本当に最後のお別れよ！！遊びに来たわ！」


「ランさん！！いらっしゃいませー！」


「うふふ、お邪魔しまーす！」


「……………は？」


「そんな顔したって怖くないわよ？」


「……………うざ。」


「ランさん紅茶飲む時間はありますか？！」


「えぇ、と言うか……あたしも一緒にいれる！」




私とランさんは昨夜彼を巡って密やかな勝負をした


美しいブロンドの髪とグリーンの瞳、豊満なスタイル


何処を取っても魅力的な女性は今までに見た笑顔のどれよりも輝く笑みを浮かべていて


私まで自然と笑ってしまうものだから彼は大層怪訝な顔をしていたけれど


勝負を通じて今本当のランさんという人物に出会った気がして私達は彼を置き去りに沢山話をした



お化粧のコツやお肌のケアテクニック

全然お別れにも彼にも関係の無いガールズトークは綺麗なお姉さんが出来た様で本当に楽しくて