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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第150章 本当の笑顔






いつもの愛しい無表情が口にフライを運ぶ姿を眺めながら微笑めば彼は上品な所作で頬張り此方を見詰めた



「今日はちょっと遅かったんですね!」



彼が連絡をくれてから帰宅するまでの時間は普段遅くても一時間程度なのだ


その時間を過ぎた時私は心底不安だった


ランさんが持ち掛けたタイムリミットが一分一秒と迫る度に身が裂けてしまいそうだった



真っ直ぐ交わった視線の先彼はいつもと変わらない顔をして私の手料理を頬張る





「……何してたんですか……?」




素朴な疑問がポロリと溢れた私に全てを見透かした様に瞳を細めた彼はふっと笑って



「ちょっとした子供のお遊びだよ。」



なんて余裕綽々にポツリと漏らしたのだった







「…………え…………もしかして花火……?」



「そんな感じ。」



「…………え!!まじですか!楽しそう!ズルい!!」



「馬鹿じゃないの。」







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