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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第26章 彼の気持ち






気持ちの追い付かない私は只呆然と彼を見上げていたのだが不意に此方を向いた彼に


「………何?」


意地悪な視線を向けられて私は只ブンブンと首を振った


ドキドキと何時までも騒がしい胸を抑える私とは裏腹に入浴から戻った彼は至ってノーマルモードで抑揚無くニュースに笑った



__________"




一緒のベッドに入って久々の彼の気配に緊張に緊張を重ねていた私だがアパートで眠っているのと何ら変わり無く二人で爆睡した


……………私は彼に抱き締められるだけて酷く動揺するし其れだけで身体中が幸せに満たされる


…………しかし私は重大な事に気付いてしまったのだ………


私はまだ一度も彼に好きと言われた事が無い………………!!!!!


この事実に今朝気付いた時私は落雷にでも打たれた様な衝撃だった


私の脳は過去を一気に振り返る

キスマークを付けられたり噛み付かれたり色々あった
彼の言葉から独占的な感情が見てとれて私は彼の特別なのだと思った

そして別れの時の優しいキッス………



彼は私と同じ気持ちなのだと思ったが…………


………勘違いだったらどうしよう…………

押し掛けてしまっているし彼は私に「会いたかった」と発言した。従って勘違いという線は非常に薄いが


人間形の自身に良くなついたペットくらいに思われていたらどうしよう…………

間違い無く好意的だし私の一方通行という事は無いにせよ好きの認識が違ったなら


………LOVEとLIKEではまるで違う………


………いや………それは無い………と思う………


もしLIKEで私を抱き締めたり綺麗に成ったね、なんて言っているとしたならばとんだ思わせ振りじゃないか…………!!!!!


…………何人だ!過去に何人たぶらかしたんだ!!!という話に成ってくる…………



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