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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第146章 穏やかな午後






………冷静に考えずとも変態染みた奇行に膨大な後悔と少しの虚無感を抱きながらも即座に記憶から抹消しようと思った





「………………………さて、気を取り直して」



長い沈黙の間私は深呼吸を繰り返したのだが、全く冷静さを取り戻せず何を土地狂ったのか



「イルミさん立ってください」


「……………。」


「お尻、失礼します」



「…………は?」



言うままに立った彼のプリっとしたお尻を撫でていた


実の所前々から形が良いなぁとは思っていたが勿論触れる機会は無かった

酷く動揺した今の私に降ったのは只その私欲的な思考で、お尻を人に撫でられるのは誰だって抵抗があるだろう………と実に安直な発想だ




触れてみればやはり形は良いが、筋肉質で思っていたより硬い………


なんて私利私欲に耽った一瞬



「ちょっと………」


呆れ声が落ちてきて慌てて怒りポイント検証を開始する



「……え……えぇケツしてまんな、お兄さん」


「………………意味がわからない。」




どうやらこれも怒りポイントでな無いらしい

私としてはずっと気になっていたプリティーなお尻が実は男性的で硬いとわかっただけで満足だ……




「いきなりお尻撫でられたら嫌かな…………と………あ!じゃあ座って口開けてください!」



非常に怪訝な表情ながら控え目に開いた口


怒りポイントの検証の為に顔を寄せてから途端に成りを潜めていた羞恥が怒涛の様に押し寄せた

普段に無い近い距離に鼻を擽る彼の香り

目の前にはどこか色っぽく口を開いた彼が静かに待っている



…………ここで止めてしまっては今後同じ検証に付き合ってはくれないだろう…………




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