• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第25章 ヨークシンの体育館






………そう言えば暫くここに居るとは聞いたが何れくらい此所に居るのだろうか……数日ならばリュックの中身は其のままで良いがもう少し長期なら一度中身を出そうかと思う


「イルミさん!此所に何れくらい居てる予定なんですか?」


「多分1ヶ月前後」


「………1ヶ月……ですか」


ソファーで長い脚を組んで事も無さ気に言った彼とは対照的に結構驚いた私だが一先ずリュックの中身を広げる事にした


するとごそごそしていた私の行動が気になったのかリュックから程近い場所に座り直した彼の気配に笑みが溢れる

色々驚いてばかりで余り噛み締められていなかったが空間に大好きな彼と二人きり

また彼と日々を過ごす事が出来る………考えただけで幸せで

今自分がその日々を勝ち取ったのだと考えても夢見心地で実感が湧かない事すら勿体無い………

なんて考えていると



「随分下着の趣味が変わったんだね。」


直ぐ後ろから彼の声が聞こえて勢い良く振り返る

隙間に物を詰め込む様にぎゅうぎゅうだったリュックの中身を闇雲に引っ張り出した結果、彼の足元に対彼用花柄レースミントブルー勝負パンツが転がっていた


「!!!!!!ほっといてくださいっ!!!!!」


私は瞬間叫びながら彼の足元ヘ転がり込み勝負下着を救出


………顔から火が出そうな程熱い………



「良いじゃん。」


なんて言いながら彼があまりにも妖艶に笑うので私は暫く固まったまま何の片付けも手に付かなかった






/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp