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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第143章 オーロラ夜空と彼とお話







「ありがとうございます、イルミさん!」


「……別に。」


「イルミさんは一番何処が楽しかったですか?」


「………クリンアイスの町を歩いた時かな。一度は見たかった町だし。」



夕陽に反射して茜色に染まり始めた流氷に瞳を細めながらポツリと呟いた彼

その無表情の下で私とは違うにしても胸を踊らせていたのかと思うとあたたかい気持ちになる




「ひとつ夢が叶いましたね!」


「そうだね。……沙夜子は?」


「私は………全部です!」


「いつも全部だね。」


「だって全部楽しかったから!」



本当だ


氷の世界に降り立ったその瞬間から全てが楽しいの連続だった

まるで魔法の世界の様に繊細に輝くクリンアイス

そして広大な温泉湖や凍った滝、可愛い狼に永遠を残した氷の墓地


大好きな彼と一緒に記憶を残した景色の全て


本当に全てが夢の様に駆け抜けて行った



「見てください、お姫様!綺麗に撮れてるでしょ」


「うん。」



スマホ画面に映ったクリンアイスのプリンセス





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