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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第3章 彼を知る3ヶ月






「なんで!!!お母さん喋った!?!?」


「嫌やわ、喋って無いよ」


「正体知ってから本物やでって聞いた」



首を横に振る母と弟の証言


本当に母は喋っていないんだろう………ならば何故………異次元からやって来たアニメキャラクターなんていうぶっ飛ぶ様な非現実的な話しを弟は置いておくが父までもが信じているのか…………


母の話しはこうだった



9月のある日夕飯の買い物帰りにばったり彼と遭遇した

旅行にも一緒に行った仲なので声を掛ければ


「こんにちは。荷物持ちますよ。」


彼は単調に言ったらしく
母は断ったのだが無表情な彼は何を考えているのか荷物を取り上げたらしい


「沙夜子とは仲良くしてる?」


「はい。お陰様で。」


「可愛い娘やから殺さんといてやー?」


「勿論。」


「…………イルミ君は沙夜子の事どう思ってるの……?」


なんて母の質問に彼は真っ直ぐ前を見据えたまま



「………純粋で素敵な女性だと」



ポツリと言ったらしい



その後私が居酒屋のアルバイトで不在なのもあり夕飯に誘った所、彼はすんなり実家に立ち寄ったそうだ


「ほんまイル君は男前やなぁ!」


「……どうも。」


「イルさん肉焼けてますよ!」


「ありがとう」


なんて主に話していたのは弟と母だったそうだが食事を進めている内にホットケーキをデザートにという流れになったそうで



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