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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第142章 永遠を刻む氷







……………もしかして無防備に眠る私が少し可愛く見えて不意に男性的な欲を擽られた彼が寝込みを………………




「キャーーーーーーーっ!!!」



「………うるさ。」



私は毛布からいそいそと起き上がるとチラリと彼を盗み見た



涼し気な横顔で新聞を捲る麗しの彼


そんな彼が『君の魅力にメロメロだぜ…………』的な感じで私の寝顔にキッスしたかもしれない………そしてその長い指でボタンをひとつふたつと開いた…………なんて思えばドキドキと煩い鼓動


きっと……いや、確実に肌は重ねていないにしても私のどこにそんなものがあるのかは知らないが
底の底に秘めたる魅力に過ちを起こしかけた彼を想像するだけでクラクラと目眩がする…………


しかし意地悪な人だ……普段淡白過ぎる程にクールな彼がその痕跡を知らしめるかの様にそのままの姿で放置するだなんて………


まるで俺の気持ちを思い知れとばかりに大胆で傍若無人だ…………




…………………良い……………っ!!!!



彼はいつでも突然豹変するし大胆で強引なのだが


これは今迄に無いパターンだ


そんな一面も持っていたなんて…………



…………………良い……………っ!!!!




私は彼の知られざる男性味に激しいトキメキを感じていた





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