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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第139章 温泉の湖とタイミング







大好きな彼が連れ出してくれた旅行で私は知らなかった世界を知り

平凡に生きていては見られなかった美しい景色を見られた


そんな私に「クリンアイスは夜景の名所なんだよ」なんて説明をしてくれる愛しい彼とメルヘンで美しい町並みを眺められる事が本当に幸せで

気が付けば潤んだ瞳に淡い町明かりが揺れる


そんな私にクスリと落とされた彼の小さな笑みは優しく


「お腹が空いたね。」


なんて単調に言った大好きな人に私はたまらず抱き付いた


「…………イルミさん大好きです……私幸せ過ぎる……ありがとうございます」


頼もしい胸元に顔を埋めて気持ち一杯に紡いだ言葉

彼は私の背中を大きな手で撫でながら


「はいはい、今日はよく泣くね。」


なんてあしらっている様でいて決して離れる素振りは見せなくて

ドキドキと胸を騒がせる愛しい香りと温もりに突然目を覚ました乙女心




………私は私自身も驚く程に情緒不安定だ………



いいや、気紛れ屋さんと言うべきか……



優しく私を甘やかしてくれる彼の腕の中で私が今考えている事は先程までのピュアで清い感動や感謝では無く




………ロマンチックな部屋……二人きり………………イコール………キッス………?だった





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