• テキストサイズ

ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第138章 クリンアイスとバイブレーション





……………短時間でもコートを脱いでおくべきだった………



繁華街を歩いていた時とは比べ物にならない低い体感温度に肩を抱き擦り



「………さっきより冷えましたね」



真剣な声色で言った私だが……



体温を保とうと無意識下で小刻みに震え出した身体はその内今までに経験が無い程の震え方を始めた


膝から手足、肩までもが大幅にモーションを始めて止まらない



私は正直驚いていた



さながら高速バイブレーションモードの私は突っ立っていても振動だけで移動出来そうな勢いだ……



……本っっっっっ当にめっっっっっっちゃくちゃ寒い!!!!!!!




止まれば凍死するとでも私の脳は思っているのか震えた唇の間からガチガチと歯がぶつかる音まで漏れ始めたと同時


膝は外と内を行き来する様に嘗て無い大胆な震え方を見せたのだ………






………………………これはヤバい…………と思った




多分このまま動いていても死ぬ





私は今の自身がどういう状況にあるのか全く理解出来ぬまま振動し


ブレる視界をそのままに彼に助けを求めた




/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp