ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編
第138章 クリンアイスとバイブレーション
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私達はカフェレストランにて昼食を待っている
雑貨屋さん、チョコレート屋さん、お土産屋さんにアクセサリーショップと沢山の店を回った事で土地の物産品の他様々な内装を見る事が出来て
窓ガラスは嵌め込まれているのだとか床は氷そのままの店やフローリング板が敷き詰められている店もあるのだとか様々な発見をした
極寒の地で氷に囲まれ暮らす人々の生活術や工夫は私の日常には無い事ばかりでそれだけでも楽しく
カフェレストランに入店した私はメニューを決めた後、忙しなく視線を走らせていた
一体どういった仕組みで電化製品を扱っているのかはわからないし何故こんなに室内が暖かいのに天井が溶け出さないのか不思議だが
その不思議さも再度と異世界感を感じさせて夢中に成って写真に収めている内
目の前に運ばれて来たランチメニューは目にも鮮やかで素敵なお料理だった
フィスクシュッペと言われる伝統的なクリームスープは魚がふんだんに使われホカホカと湯気を上げ
パンの上にチーズや野菜、魚介類まで具材がボリューム満点に乗ったスモーブローと呼ばれるオープンサンドに腹の虫が騒ぐ
「いただきます!」
「いただきます。」
温かいスープは冷えた身体を体内から暖め、オープンサンドは食材の旨味を存分に味わえる一品
…………………美味しいって幸せだ………
私はその後嬉々として食事を胃袋に運び続け
食後のホットミルクティーに大変満足な溜息を漏らした