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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第138章 クリンアイスとバイブレーション







「つまり、クリンアイスは沙夜子の世界での宿泊出来る世界遺産みたいな所だよ。」



広大にも程がある氷の空洞は町と同じ様にサファイアブルーに輝き自然が織り成す一色に染まった町の全てが私の想像を遥かに越えて壮観な場所で





「先に荷物預けちゃうよ、町中観光するでしょ?」


なんて彼の言葉に私の興奮はメーターを振り切らんばかりだ




_________"


11:37



「出発!!!ふぅ~~~っ!!!!」


「………うるさいよ。」


「うへへへ」



今にも宙を舞い上がりそうな程の感激と楽しさに彼の手を握りブンブンと振り回し歩く



「……………。」


「イルミさん!私今凄い楽しくて幸せです!!」


「……良かったね。」



彼はそんな私に溜息を付きながらもされるがままで手を揺られていて

態度は素っ気ないながら決して振りほどいたりしない辺り優しい人だと思う……



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