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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第137章 食べ歩く二人





笑ってしまうと多分彼は嫌な顔をするだろうから内心荒ぶりながら静かに身悶える


私は本当に彼が大好きだ


キュンと高鳴る胸が幸福に包まれて彼の腕にぎゅっと抱き着いてみれば


「歩き辛い。」


と、ポツリと漏らした彼はやはり素っ気ないけれど私はそんな所も含めて大好きで



「ねぇ、沙夜子。ラクダの刺身が売ってるよ」


「え、お刺身……?」


「うん。食べたい。」


「………え、マジですか」


「馬刺しが平気なら平気でしょ、食べよう。」


「……えぇ~…………何か違う……」




私はいつも彼のキラキラの瞳に負けてしまうのだ





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