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ここは彼の世界です【HUNTER×HUNTER】続編

第134章 アラビアンナイトに甘い予感







紫のアラビアンドレスはまるでプリンセスの様にゴージャスかつセクシーなもので

少し肌を露出するお腹、胸元や腰回りに付いた金の装飾がキラキラと輝いている

透けたスカートの上から巻かれたパレオがひらりと靡いて膝下からは薄く素足を覗かせ

そして装飾と揃いの髪飾りからはラメの入った長いベールが伸びていて気分はジャス○ンそのものだ

実際には全く別物なのだがコスプレの範疇を越えた本格的なドレスは紫という派手な色味ながら上質なもので

少しでも彼に可愛いと思って貰えるだろうか……なんて淡い期待に踊る胸


(これは………アラビアンテイストドキドキ作戦や……………!!!!)



なんて息巻きながら待ち合い室を隔てていたカーテンを開いたのだが彼の姿は無く


設置されていた姿見鏡の前で入念なチェックを入れる事にした


綺麗に纏め上げられた髪

透けたベールからのうなじのチラ見えは効果的なのではないか!?

更に大人可愛いマットな色のリップは普段より大人びた雰囲気を演出出来ている気がする!

揺れるものを追う男性の本能を擽ると雑誌で得た知識に腰や胸元の装飾も完璧なのでは!?

歩けば揺れるパレオから薄く透け見えする素足も丸出しより幾分セクシーな気がしないでもないぞ!!


なんて大興奮で鏡を見詰めていると


「お待たせ。」


淡々とした声にドキドキしながら振り返って私は膝から崩れ落ちそうに成った




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