• テキストサイズ

彼が猫を好きな理由…〜黒執事〜

第3章 セバスチャンの過去


セバスチャンside


うすうす気づいていた…リュクスの様子がおかしいことに。


まさかこんなことが起こるなんて。


「リュクス‼︎‼︎」

私も初め見た時はびっくりしましたよ。リュクスがいきなり目の前で地面からいきなり現れた鎖に繋がれてそのまま引きずりこまれたのですから…


「リュクス………」


しばらく何も考えられませんでした。


でも少し経ち考えてみると不可解なことがあるのです。


私たち悪魔は召喚される時はスゥッと消える感じなのですが…リュクスは鎖に繋がれてそのまま引きずりこまれた。


いつまでたっても私はその場所から動くことが出来ませんでした。


もしかしたら戻ってくるかもしれないリュクスを待って…


まぁリュクスが戻ってくることはありませんでしたけどね…


何年たっても動かなかったのであの場所には私しかおらず、坊ちゃんに呼ばれたというわけです。


シ「…そうか。」


セ「おや…同情してくださっているのですか?」


シ「そんなことはない!(ただ…こいつでもあんな悲しそうな顔をするんだな…)」
/ 42ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp