【NARUTO】18禁 友達以上恋人未満 カカシ 切甘
第4章 ラスト
「カカシ、どうしていっつもすぐに別れてるの?」
情事後、二人で抱き合いながら聞けば、カカシは言いにくいのだろう。少し黙って、私を見つめながら答えた。
「オレって、イメージが違うって言われるんだよね。どんなイメージか分からないんだけど、重いって言われる。」
「…そうなの?私はそんな風に感じないよ?」
カカシは私の言葉を合図のように唇を奪い、幾度となくキスをして、ニッコリ笑う。
「そう?だったらオレと付き合おう。友達だったから全然抵抗ないでしょ?」
「うん、イルカ先生とは、やっぱりこんな事出来ないって感じちゃったからね。憧れだったのかな、分からないよ。」
二人で笑って抱き合い、もう一度愛を確かめあった。
あれから二週間が経ち、カカシの言葉の意味をようやく理解している。
重いというより嫉妬心が半端ない。
「、今別の男の人見てた?ダメでしょ、見ちゃダメ。」
「いや、あれはぶつかって会釈しただけだよ。」
慌てて言うが、ふくれっ面だ。
でも、私も意外と独占欲が激しい。
「カカシ…こっちみて?」
「ん?………っ!!んんん…っ!」
口布を下ろし、街のど真ん中で激しく唇を奪い、私は満足したように放した。
「今、別の女見てたでしょ?」
口を手でニヤリと笑いながら拭けば、
カカシは真っ赤にして照れている。
「ふ、には勝てないよ。」
「私もカカシには勝てないなぁ。」
カカシの腕を抱きしめ密着したように歩けば、オスは一気に反応してしまう。
「んー…今日もウチ来る?もう面倒くさくない?わざわざ帰るの。だから…、えーと。」
真っ赤になりながら自然に言おうとするが、全然決まらない。
そんなカカシが可愛くて、つい見て笑ってしまう。
「何ニヤニヤしてるのよ、もう!真剣に言おうとしてるのに。」
「ふふ、だって、可愛いーんだもん、カカシが。」
笑って言えば、頭を撫でられる。
「とりあえず、おいでよ、その時言うから。」
ニッコリ笑って見つめ合い、ラブラブで
カカシの愛の巣へ帰った。
そのあと二人が同棲し、
結婚に至るまで半年もかからなかった。