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June Brideの初夜【R18短編】

第2章 初夜の儀式


息も落ち着いてきたところで彼は小さい律動を始めた。

「っ、はぁ…あ。」

「痛くないか? 」

「…っん、大丈夫。痛くないよ。」

「そうか。良かった。」

その声を聞いて安心したのか一つ一つの突きが深くなっていく。
トントン、とリズミカルに腰を動かして私を翻弄させていく。

「ぅ、は、あぁっ、ん…!」

「…中、ぬるぬるして…動く度にうねって…これはっ、…キツい…。」

「私の、中、で、大きく、なってるぅ!」

いつの間にか凄い速い律動へと変わっていき、自分でも分かる、エロくて艶のある声が部屋中に響く。

「いい…凄く可愛い…その蕩けた顔も、その喘ぎ声も、その身体も、この感度も…未海の全てが愛おしい…。」

そんなに愛を囁かないで。

狂っちゃうから。
(狂ってしまえばいい。)

またイッちゃうから。
(何度でもイけ。)

エッチしないとダメな身体になっちゃうからぁ───
(セックスしないといけない身体になってしまえばいいさ。)

意志疎通。
語り合わなくても伝わる想い。

狼は優しく兎を抱き締め、首筋に唇を押し付けて跡を付ける。

(こいつは俺のもんだ。誰にも触らせない。)

甘く、濃厚で、えっちぃ行為に

身も心も彼に支配されていったのだった。
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