第13章 残暑で夏バテ?
そんな生活もグランプリファイナル予選入前夜には落ち着きを見せた。
あれから3日と経っていないものの落ち着いた吐き気にやっと治ったーと思いながら眠りについた
翌日中国大会に出発すべく家を出発する
席は何故か私が真ん中
端っこがよかったというと「えーだって男同士だとなんか狭く感じるだろ?」
と言われ「そうだけど」と答えると「そういうことだから頼んだ」と結局そのままでフライトを楽しむことになった
ホテルについて荷を解いてヴィクトルが希望している飲食店をめぐる。
私も気になっていた屋台のお菓子などを買い漁りホテルに戻り部屋で一緒に持ち帰ったものを食べる私たち
3人で盛り上がっていると勝生勇利の携帯が着信を告げる
暫くするとピチットくんから誘われたとのことで会いに行ってくると部屋を出る勝生勇利
2人きりの空気にヴィクトルが口を開く。
「ねぇ エレーナ ? もう一度好きって言ってくれない?」
と言われ目は点になる
「へっ!?」
と口にすると
「後ちょっとで答えが出そうなんだ でもとちょっとで出てこないんだ だからね?」
そういい私の前に来て跪いたかと思うと手を撫でるヴィクトル