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ユーリと一緒に追いかけた【ヴィクトル】R18

第10章 温泉オンアイス


温かさが染みる

物心が着いてすぐに母がいなくなった。一緒に食事をした母かそれより上の女性はリリアだけだった私

リリアは美しくありなさい。あなた決して1人ではない。でも孤高な唯一の存在でありなさい。そう言いながら私に色々なことを教えてくれた。私が気が弱かった頃ちょっかいを出してくる近所の男の子をよく一括してくれた。
朝学校のバスの停留所まではリリアが送ってくれて帰りはヤコフが迎えに来てくれてそのままリンクへ
ヴィクトルとあってパパが迎えに来るまで遅くまで残っていた私とどんどん成長することが嬉しいのか瞳を輝かせながら練習するヴィクトル
技が成功するとエレーナ!見てたいまの!?と嬉しそうに聞いてくるヴィクトル
そんなヴィクトルはどんどん結果を残していってそれが嬉しくってでも一方で私は結果が残せなかった
誰のために滑ればいいか分からなかった私 パパのために滑ってみたこともあったけどパパはお仕事で1度も見に来てくれなくて虚しくてやめた。
リリアやヤコフには感謝しているけどただ1人のために滑るのには何か違う気がしてリリアは誰のために踊っているの?と聞いたことがあった
名前こそは言わなかったものの愛するただ1人のために
そう答えた。誰だかは子供の私からしても一目瞭然だった
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