第10章 温泉オンアイス
朝起きると10時を周り11時近いことを表示する時計
泣き腫らしそのままだった少し腫れた目と頭痛
閉ざされた扉の前に積み上がる荷物と小さな鏡に映るボサボサの髪と近くにある少ない充電を示すスマホ
ひどい顔と思いながら移動する
窓を開け 布団をたたみ 荷物を移動させ スマホを充電し タオルと下着、着替えを持ち メイク落としのセットをお泊まり用のバスセットに入れ 髪を軽くとかし 部屋を出る
プライベートルームのお風呂を借りて落ち着くことにした
勝生勇利のお母さんは顔を見て少し驚いたがヴィっちゃんは今日は用事があるって出掛けてるからゆっくり入って来なさいそう言ってお風呂に案内してくれた
勝生勇利もそのお母さんもどこか察しがいいと言うかお見通しみたいな状態でなんとなく照れてしまう。
勝生勇利に知られてるのは何となく癪だけど
と思いながら元々ロシアにいた頃から湯船に浸かるのが普通で長風呂が好きな私は1時間半ぐらい結局入っていた
流石にお腹すいたなと思いながら案内された時に使っていいよと言われたドライヤーを使い乾かす
お母さんの元に向かうとお腹すいたでしょ?今日のご飯は疲れてると思って消化のいいうどんにしたんよ。かき玉のお汁にしたから体も冷えんでええよ。
そう言い茹で上がった麺に汁をかけ一緒にご飯を食べてくれる