第7章 告白 *
ヴィクトル「エレーナ 好きって言葉 俺は飽きるほどいろんな人から聞いてきたよ でもそれは 俺の名声に釣られてるだけ エレーナはそうじゃないって言える?」
頷き返すと
ヴィクトル「どうして?」
「ヴィクトルが名声を得る前から 好きだった ずっと... 初めてヤコフに連れられて ヴィクトルを見た時 お、王子様だと思った///」
ヴィクトル「王子様?」
「あのころのヴィクトルはまだ今みたいに色気ダダ漏れじゃなくって ただの男の子だった 引っ込み思案だった私にいつも話しかけてくれて 私にとっては王子様だったの 気づいたら目で追ってた 好きになってた。 それこそヴィクトル以外見えないくらいにね」
ヴィクトル「エレーナ なんか俺すごい恥ずかしくなってきたよ」
とはぁーと息をつきながら話すヴィクトル
「今までアプローチしてくる子はいたよ でも ヴィクトルのことを思い出すの そうすると なんて言うのかな…気持ち悪く感じてダメなの でもやっぱりヴィクトルのことは今も平気 初めてだから痛いけどね」
と言うと目が点になるヴィクトル
ヴィクトル「えっと エレーナ? 今聞き間違いじゃなければ 初めてだから痛いって言った?」