第6章 魔王様と姫の関係性
翌日。魔王と秘書を見つけたので話しかけた。
「あ、秘書さん!」
「おはようございます、様。どうかされましたか?」
「おはよう、。」
は昨日の事が気になっていたので聞いてみることにした。
「秘書さん、あの、魔王様っておいくつですか?」
「なんでそれ俺じゃなくてクレイグに聞くかな。1000位って言ったろ、昨日。細かい年齢は忘れたけど。」
すると、秘書が驚いたような表情になった。
「昨日・・いつですか?」
「夜。夜中。こいつがいきなりトランプしに来て、結構遅くまで話しながらババ抜きやったの。」
「夜中、2人きりで?」
「ばっ、変な感じじゃねえよ!?いや、トランプしただけだし!!」
なんだか、思春期真っ盛りの中学生とかの会話を聞いているような。
いや、うん。思春期真っ盛りの1000歳だっているよね、うん。
「1000歳って、魔王様本気でおっしゃってたんですか。」
「そうだよ!」
「正確に言うと、1024歳と3ヶ月ですね。」
「細かっ!!秘書さんは魔王様のこと、なんでも知っているんですね。」
「1番長くお側にいますから。」
秘書は少し誇らしげな顔をした。
こういう、主人に誇りを持っている秘書さんを見てると、すごく素敵だと思う。