第16章 両親にご挨拶
案の定、私の両親は、
家に来た婚約者様を見て、腰を抜かし大変だった。
その前に、いく途中から、
凄い大注目で、芸能人が通るように恥ずかしかった。
(写真は辞めてくれー!)
とにかく足早に向かった。
母はお茶は震えてこぼすし
父は、ちんぷんかんぷんな事を言い出し、酒飲めと、カカシは酒に付き合わされていた。
まさか娘が連れてくる男性が
里を治める火影様だとは思わなかっただろう。
だけど、両親は火影様というよりも、彼自身を、カカシを、とても気に入ってくれたと思う。
そういえば、今日、
カカシは私の両親の前ではずっと口布をとっていた。
何故、口布をしていなかったんだろう。
帰り道、彼に聞いてみた。
「ねぇ、カカシ、今日はどうして口布をずっとしていなかったの?」
「まあ、誠意を伝えるんだから
口布なんかしてたら伝わらないでしょ。あー、緊張したな。
だけど、ちゃんと言えてよかった。」
「え、緊張してたの⁇全然気づかなかった。」
その言葉に優しく微笑んで
私を見つめている。
「だって、のご両親に認めてもらえなきゃ結婚出来ないでしょ?一番の難関だよ。
帰ったら癒してね。」
ゆっくり
優しく頭を撫でて見つめている。
「ふふっ、了解です。旦那様。」
ゆっくり手を繋いで
愛の巣へ帰った。