第15章 翌日の朝
ゆっくり呼吸を整えていると、
頭を撫でて、
横でニコニコ寝転ぶカカシがいる。
「起きたら横に裸でが寝てるんだよ?もう抑えれないよ。」
「昨日疲れて寝ちゃったし…
カカシ、そんなにそそられたの?」
「うん。そそられた。今も誘ってるの??いいの?」
「っ!違うよ、もうダメ。
今日、とりあえず行かなきゃ、アカデミーに。」
その言葉に面白くない顔に
変わるカカシは不満気だ。
「行っちゃダメ。まあ、もう行かなくていいんじゃない?」
「ええっ!?いや、ダメだよ、さすがに…。」
あまりの突拍子の無い言葉に
思わず身体を起こしてしまった。
彼はまだ不満気だが、
何か企んでいるのだろう。
悪巧みを考えた子供のような顔をしている。