第13章 本気の気持ち
「、
何を笑ってるの?」
カカシがベッドに腰掛け
私を不思議そうに見つめている。
あはは、と笑って誤魔化し、
ゆっくり、カカシの寝室の中に入り、部屋を見渡した。
「うわぁ…凄い…。」
モノトーンで部屋や壁、家具を洗練して統一されている。
そして、小物や、小さな家具を赤や青のデザインにして、
メリハリをつけている。
「デザインが素敵ね、カッコいい…だけど凄く落ち着く…あと、他の個室より広い?」
キングサイズのベッドがあるのに、
全然狭く感じない。
思わず感嘆のため息をついた。
そして天井は高く、開放的だ。
「うん、ここは、リラックス出来るように作られた部屋だからね。」
「そうなんだ、なるほど。」
「、こっち来て。
ちゃんと話をしようよ。」
ゆっくり振り返り
カカシを見つめた。
「うん、そうだね。」
そう返事をして、
彼の左側に腰掛けた。
私の右側に彼がいる。
カカシが左手で
私の右手を握っている。
「、ねぇ、今日は最後までしたいと思っているんだけど、いい?」
不意に耳元で囁かれ、ビクンっと身体が反応してしまう。
「う、うん、大丈夫よ。」
頬を赤く染めながら
その言葉を言うと、
ニッコリ笑って
私の髪の毛を優しく撫でくれた。