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キルアと旅

第2章 特訓


「アルカちゃん、私の服を返し……」

「ああーいい湯だった」
キルア!?

浴室からキルアが出てきた。

「キャーーーーーーーーーー!!!!!」

「なっ……!!名前さん!!なんてカッコ……!!」
キルアが目を見開いて赤面した。

「こっち見ないでキルア!!」

「はっ早く服着ろ!!」
キルアが私に背を向ける。

ガシャンッ!!!
部屋の窓が割れる音……?
何?

部屋の窓を見たら首に激痛が走った。

「名前さん!!」
キルアの叫び声が聞こえる。
痛い……っ!!締め付けられる……っ!!
誰かが私の背後から私の首を締め上げている。

「おっと♤動かないでね♤アルカを使うとこのコどうなるか解るよねェ♤」
この口調は……ヒソカ!?

「くっ……!」
キルアが私の背後のヒソカを睨む。

「ボクは君に失望しちゃったんだよキルア♤キミがイルミと対峙した時、戦意を失ったからボク萎えちゃった♤弱い玩具に興味は無い♤でも最後にボクの手で殺してあ・げ・る♡そのためにキミを探してたんだ♡」

「……決闘が望みか?」
キルアが緊張した面持ちでヒソカに問う。

「うん♡断ったらどうなるか……♤」

ギリギリッ。

「あ゛――――っ!!」
痛いっ……!!首が……絞め殺されるっ……!!
息ができな……!!

「解った。その代わり条件がある。名前さんを……その女を離してくれ……!!」

ダメッ……!!キルア!!ヒソカと決闘しちゃ……!!

キルアを守らなきゃ……!!

「……メよ……キ……ルア……!!逃げて……!!」
私は声を振り絞ってキルアにそう言った。

「ヒソカ!!離せ!!」

「わかったよ♤」

「ぷはっ……」
私はヒソカの腕から解放されて床に頽(くずお)れた。

「ハァッ……ハァッ……」
首が痛い……!!

「大丈夫?名前さんお姉ちゃん!」
アルカが私に駆け寄ってきて背中を撫でてくれる。

「名前さん、服着ろ。ヒソカに見せるな!!ヒソカ!!決闘してやる!!」

キルアを見ると物凄い形相でヒソカを睨みつけていた。

「ダメッ……逃げ……て……キル…ア……」

「ん~ゾクゾクするねェ♡」
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