第3章 サバト? *邪神ちゃんドロップキック*
何とかアパートの前まで帰ってくると、部屋から出てきたメデューサを見つけた。
「あ...(あはぁ~。丁度いいところに私のA・T・Mがァン)おーい、メ」
「メデューサ、久しぶり」
「ん?邪神ちゃん、...ちゃん!」
黒くて悪い笑いを浮かべた邪神ちゃんの呼び掛けを遮ってが声をかけると、メデューサはキラッキラな笑顔で二人に駆け寄ってきた。
「お久しぶり、ちゃん!あっ、そうそう!今ね、お部屋に行こうと思って....」
バッグから取り出した銀行の封筒を邪神ちゃんに渡しながら、メデューサがニコッと笑う。
「はい!これ今月の」
「だぁぁぁぁぁぁっ!!バカバカッ!今出すんじゃねぇよメデューサ!!!」
「ふぇ?」
「ちょっ、こっち来るんですのッ!」
からメデューサを引き離したところで邪神ちゃんが青筋を立てながら詰め寄った。
『おい!私は今に借金の催促されてんだぞメデューサッ!こんなところで金なんか出すんじゃねぇですのっ!!』
「ごっ、ごめんね、邪神ちゃん...」
『で?』
「え?」
『え?じゃねぇですの!!さっさとさっきの袋を出すんですのッ!!』
「あら邪神ちゃん。帰ってたのね。夕飯なに?」
Σぎっくぅぅぅぅぅ!!
「ぉぉぉぉお帰りなんですのぉ~...(なななななななんてタイミングなんですのッ!まさかゆりねとも鉢合わせするなんてぇっ!)」