• テキストサイズ

存在価値

第1章 決意


朝だというのに、まるで真夜中みたいに真っ暗なリビング。



床には散乱する空き缶やゴミ。



その中にまぎれる母親。





「おはよう・・・・」




一向に返事は返ってこない。




これが普通。





昔はもっとまともな母親だった。




でも、ギャンブル三昧だった父親が多額の借金を作った挙句





別の女性と浮気し蒸発していったあの日を境に




お母さんは徐々に壊れて行った。





そして私の日常も・・・。






でも、そんなこと今はどうでもいい。






だって、こんな毎日とお別れするんだから。
/ 3ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp