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存在価値

第1章 決意


このまま楽になりたいと願ったのは何度目だろうか。


それでも、誰にも平等に時間がめぐり来て


次の日がやってくる。


重たい瞼をこじ開け今日も今日とて絶望する。


気だる気に制服に腕を通す。


鏡に映る自分はとても健康的とは言えない。


目の下のくま、血の気の通ってない青白い肌、






傷だらけの身体。



「死んでしまいたい…」



いつの間にか口癖になった言葉。



生きることに楽しさを感じていたころもあった。


でも今はそうじゃない。


いつからこんなんになった?


いつからこんなにも死にたいと願うようになった?


私の存在価値って何?



自問自答をしたところで、手を差し伸べてくれる人なんて



いない_…。






ぼさぼさの髪を整えてリビングに向かう。


その足取りはとても重たい。
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