第1章 ミスの責任
息を整えながら彼をみる。
「…カカシ、もう許して。
無理だよ…」
クスクス笑う彼は、余裕でまだまだ出来るみたいだ。一回では終わらず、二回、三回する彼。
私は何回イッたのだろう。体が重たくて手や脚に力が入らない。
「じゃあ後から、ゆっくりしよ。続き。」
「続き……⁇」
ああ、他の人とね。
と頭で都合よく
変換して服を整えた。
里に帰ればいくらでも
女はいるしね。
少しチクリと胸が痛んだ。
「信じられない。こんなとこでするなんて…。」
カカシは、クスクスと、上機嫌で後ろから抱きしめながら
ずっと私の頭や身体を
撫でている。
イキすぎて、
なかなか身体に
力が入らない私を
待ってくれているのだ。
「ごめん、怒らないでよ、
。
だって、が凄く可愛いんだもん。一回じゃ全然足りないよ。」
今はとても敏感で、
彼に身体を触られるたびに、
ビクンと反応してしまう。
自分の身体が恥ずかしい。
その反応をカカシは
ずっと楽しんでいる。
「なんか帰りたくない…。」
呟くカカシに思わず
ギョッとした。
いやいや帰りたい。もう無理。
彼にとっては
軽いジョギングみたいだろうか。