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鬼滅隊の兄と、鬼の姉
第2章 残酷
雪が降り積もった寒い朝。 辺りに日が差し込み、その雪に反射しキラキラと反射する…そんな朝。
「…ふぅ…」
私はひとつ息をついた。白い息が私の口から吐き出され、冷えた空気に溶けていく。冷えた山の空気は、布団から出てきたばかりの私の体温を奪っていくが、不思議と私はこの寒さを嫌いにはなれないでいた。
「幸子」
母の呼ぶ声が聞こえ、私はその声に振り向いた。今日も一日が始まろうとしている。まずは、皆の朝食を作るために、火をくべなければ。
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