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君色に染まりて【イケヴァン長編◆裏】

第18章 Sweet END【★】


(妬けるな………。)

必死に激しくしてしまいたい衝動と闘っていると。


「ナポレオン、………ナポレオン」


「アズリ………?」


「好きよ………。」


ふわりと微笑むと、温かな雫が零れ落ちた。


気遣うようにゆったりとした律動が 徐々に激しくなる。


それは、彼女の甘い悲鳴が大きくなると減速し

悲鳴が小さくなるとまだ速くなる。


「や、ああぁっ………! いぢわる、しないでぇ………!」


「お前が悪い。俺をこんなにするから………っ!」

「ふぅ、んぅ………んっ、………んんんっ」

ずちゅぬちゅと深く突き上げられ

花の奥のどうしようもなく敏感な箇所をぐりぐりとこすられ、濃密な歓喜にあえぐ。


「アズリ、言い忘れてた―――」

ふいに、律動をゆったりとしたものに変えると 間近から見下ろしてくる。


「っ……、なに………?」


「とてもきれいだ―――」


「………っっ」

耳をかすめた言葉に、顔だけでなく下肢までもが火がついたように熱くなる。


きゅうきゅうと収縮した下肢の反応をごまかすように

彼女は身をくねらせ、汗ばむ肌を火照るナポレオンの肌に自らこすりすける。


彼は感じ入ったように、アズリをより深く腕の中に閉じ込め 突き上げてくる。




「は、あっ………あぁっ、……あん、」


熱く蕩けた彼女の花は

彼をより深くまで受け入れようと淫らにうねって吸い込もうとする。


ずるりと引き抜かれていくたび、待ってというように象徴にきつく絡みつく。


彼はその感触を愉しむかのように、ぐちゅぐちゅとわざと音を立てて抜き差ししていた。

しかしやがて、内奥の最も敏感な箇所を目掛けてまっすぐに突き立ててくる。


「ここがお前の悦いところだ。そうだろう?」

ずんっ、と抉られては引かれ、抉られては引かれる。

ふくらみを捏ね回されながら、ガツガツと突き上げてくるその激しい律動に

下肢ではぐちゅ、ぐちゅり、と淫らな音が響き渡る。


「ああぁっ………激しっ………は、んんんっ」

快感に歪む表情を見つめると、もっともっとと彼女を求めてしまう。


「アズリ………、愛してる………。」

隙間なくぴったりと抱き合って、囁いた。


「私、も………。」

「大好きよ………!」

愛を告げ合うと、同時に果てた。
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