第18章 Sweet END【★】
「あまり煽るな。………本心に負けそうになるから」
「本心………?」
「今まで幾度となく、ここの奴らがお前を抱いただろう?
その痕跡を消してしまうくらい
激しく抱きたいと願ってる………その一方で、優しく触れたいと………な」
「激しく………、抱いて」
「………いいのか?」
頬を撫でると、ふわりと微笑んで。
「大好きよ、ナポレオン………。
あなたが此処にいるって………、実感させて」
そう告げられて、どう我慢できようか。
すぐさま吐息さえも奪うようなキスを交わす。
「………んんぅ、」
彼女が空気を求めて開いた隙間に、舌を挿し入れる。
「………っっ、」
それだけで ぴくんっ、と肩が震えて。
そのさまに気を良くしたのか 入ってきた舌は彼女のそれを絡めとり、舐める。
(大好きよ………。)
触れあう箇所から想いが伝わればいい。そう強く願って、彼の舌と絡め合った。
キスですら心地がよくて、知らずふくらみの頂を凝らせてしまう。
のしかかってくる彼の厚い胸で、豊かな胸がつぶれる。
その先端が硬い皮膚とこすれて、微弱な快感を生んだ。
胸に当たる蕾の感触に、彼も気づいたようで。
指先で押しつぶすようにしながら、小さく微笑んだ。
「………もうこんなにしてるのか」
くにくにと指先でつぶすように弄びながら、顔をのぞき込む。
「い、言わないで………っ」
快感と羞恥に染まっていく表情。