第4章 知らされた真実
シルフィの目の前には『仕事』を終えて顔を出しに来てくれた〝血まみれ〟のマイケル
その手には彼の愛用する大の包丁
先日は綺麗だった白いハロウィンマスクも返り血で染まっていた
「マイケル、、、」
マイケルはシルフィの怯えた顔を見つめた
コテンっと首を傾げるマイケル
何故そんなに怯えてるのと聞くように顔を覗き込む
「……ねぇ、マイケル、、、」
「(なに?)」
貴方たちの『仕事』って……
聞かなきゃいけない
口を開いたその瞬間、その口も目も塞がれた
よく知ってる手に
少し空いた指の隙間から見えたトラッパーの顔は、とても焦っているように見えた
「トラッパー……」
目の前で血まみれのまま心配していたマイケルはトラッパーの手をどけようとするがトラッパーにそれを阻まれる
ナースやハントレスもシルフィを心配していたが
空気がいっきに重苦しくなったのを理由に
今日は解散となった