第3章 酩酊の色【アイザック・★】
「ダメ。イクなら俺と一緒に、ね………っ!」
一息に埋め込むと、悲鳴のような声が上がる。
「ああぁ………っ!」
馴染むのを待つこともできなくて、すぐさま腰をスライドさせる。
「アッ………ぐ、はっ・・・アンタ、あんまり締めないでよっ………。」
「やっ・・・ああぁっ、アイザッ………ッ、緩めてっ」
「無理ッ………! ずっと・・・アンタとこうしたかったっ」
水音が思考に響いて、ナカでひたすら快楽を享受することしか脳裏になくて。
もっともっと、アンタを感じてたい………。
腰をしっかりと押さえつけて、さらに腰の動きを加速させて。
ひっきりなしに甘い悲鳴を上げる唇を、獣のようなキスで塞ぐ。
「もっ・・・むりっ、達っちゃ………あんっ」
「ぐっ、………アッ、俺もナカに・・・出すよっ………。」
最奥で熱いものが注がれるのを感じて。
すべてを解き放ったあと。言葉もなく、ぎゅっと抱きしめられる。
びくん、びくんっ、と身体を跳ねさせたのち。
彼女は意識を漆黒に染めた。