第1章 一夜の過ち
彼は確か今日昼から一週間ぐらい任務で外に行くはずだ。
また任務が同じのとき普通に接してくれるだろうか。
そんなことを考えて、私は頭を乾かし、ウトウトとベットに横になり寝ていた。
それから
少したつと
トントントン…
ドアの叩く音が聞こえた。
誰だろう、気配を感じない。
時計はお昼前の
11時を指している。
「…はいー。」
そう言って、
ドアを開けた瞬間
手が強張って
固まってしまった。
彼は
気配を完全に
消していたのだ。
しまった。
油断していた。
彼ではないと頭から
決めてしまい判断が鈍った。