第1章 一夜の過ち
私の名前を何度も呟いて
抱いてくれた。
思い出すと、
また赤面してしまう。
もうこれだけで満足だ。
だけど、
カカシはどうだろう。
これからの事を考えて
面倒に感じているだろうか、
もしくは後悔してるだろうか、
幻滅したかな
カカシ。
同期で気を許した女に
無理矢理やりたくなるように
持っていかれたのは
まずかった…よね。
やっぱりしなければ良かった。
傷つけてしまったかも。
それでも、
彼に幻滅されても、
プライドを捨ててでも
お酒の力を借りてでも
どうしても、
彼に抱かれたかったのだ。
愛されないなら
一度だけでいい、彼に
触れて欲しかった。