第1章 一夜の過ち
話しながも、手を止めずに
服の中に手を入れ、
私の素肌を優しく触っている。
その華麗な手さばきに
驚きを隠せない。
「仕返しするわ、今から。
許さないって言ったでしょ?」
「な!?何、やだ!」
「ああ、俺、
酒一滴も飲んでないから。
今からやる行為、
全部分かった上でするからね。
責任取るし、もう結婚しよう。
お前を
ほかのやつに絶対
取られたくないからね。」
「は!?結婚?」
「だって、赤ちゃん出来ちゃうかもしれないし。」
クスクスゆっくり
満面の笑みを浮かべ
改めて服の中に
手を入れてくる彼が
悪魔に見えた。
「まさか…ちょっ、嘘でしょ!?」
戸惑う私を逃すまいと腕を掴んで、首筋を舐めてくる。
「抱かせて?
背中痛くないように
抱くから、ね?」
悪魔が耳元で囁きながら
下着の中に指が侵入してくる。
クチュっと小さな音を
鳴らし、指の動きに合わせるように一気に溢れ出した。
あまりに気持ち良くて
力が入らず、
いつの間にか
されるがままに
なってしまっていた。
「あー可愛いね、
、
何で今まで気が
つかなかったんだろ。」
「や、待って…」
「ダーメ、
辞めないって言ってるでしょ。
好きだよ。中に入れるね。」
そう言って下着を
一気に剥ぎ取り、
我慢出来ずに興奮した自身を
一気に中に押し込んだ。
すでに
グチュグチュに
濡れてしまっていた為、
すぐに入ってしまい、
廊下にいやらしい音色が
響いた。
「はぁ…の中、
あったかいね。気持ちいい。」
ギュウッと私を抱きしめ
息を荒くしながら、
濡れた瞳でみつめた。
「好きだよ、
お前の気持ち、
凄く嬉しかったんだ。
絶対幸せにする…。
側にいてよ、ずっと。
愛してるよ。」
そう優しく
愛を呟く言葉とは
裏腹に
獣のように抱かれて
一気に攻められ
彼と同時に果ててしまい、
中にドクンドクンと、
暖かいものを感じた。