Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第6章 Pathetic mind
それから2人は時間が許す限り、お互いを貪るように求めあった。
バスルーム、リビング、キッチン、廊下。
何度も何度も、互いの存在を確かめ合うかのように。
「ら、いな・・・焦げちゃ・・・うっ・・・」
「いいから」
何度絶頂を迎えたかは分からない。
休む間もなく求め合い、時間は既に早朝に差し掛かっていた。
結衣はキッチンの台の上に座り、ライナーにキスされながら挿入されている。
自分でも驚く程の性欲が溢れている。
数時間後には出社。
それなのに。
「ライナー、ライナーもっと・・・」
「分かってる、俺もまだ足りん」
それなのに、延々長い時間を離れた2人はその時間の穴を埋めるかのように愛し合った。